病虫害と対処法

消毒作業とは薬剤などを使った殺菌や殺虫作業で、植物の病気や虫による害を防いだり止めたりするのに欠かせない作業で、除草剤の利用を含める場合もあり、季節や天候の影響を大きく受けます。

また、雑草の繁茂が病虫害を誘発したり、整姿・剪定を行うと風通しがよくなって病害虫が減ったり、ガーデニングの作業はそれぞれ関わっています。

病虫害の予防

病虫害への対処は、農作物に限らずガーデニングでも、まず、予防をすることが基本となり、常に植物を観察する姿勢が後々役に立ちます。

病虫害を予防するには、病虫害に弱い植物の植栽を控え環境に適した植物を選び、病原菌や害虫が好む高温多湿の環境を作らないように、風通しをよくすることで、植栽計画の段階で見た目だけでなく、植物の特性や病虫害にも配慮したプランニングが必要です。

また、病虫害を抑制する方法として、パートナープランツと呼ばれる病虫害に強い植物の利用もあり、ハーブ系植物の多くが相当し、デザインとして取り入れてもよいでしょうが、具体的なアレロパシー(他感作用)などの相互作用について、完全には解明されていません。

病害と対処方法

病気をもたらす病原菌などはどこにも存在していて、天候の悪い日が続いたり、生育に適さない環境で植物が弱ったり、元々病気に弱い植物を植えたりすると病害が発生し、種類によっても罹りやすさに違いがあり、梅雨期のような病原菌に適した環境が続いた時も注意を要します。

植物が罹る病気は多くありますが、主な病害には、うどん粉病、サビ病(赤星病)、スス病、軟腐病、灰色カビ病、斑点病類、モザイク病などがあり、植物の生育に悪影響を及ぼすので、発生をさせないのが第一で、発生時期を予測し、発生初期に病害株や部分を除去廃棄するなど早めに対処します。

主な病気の症状と対処方法の一覧を別ページに載せてあります。

参考→ 「主な病害と対処方法

害虫と対処方法

害虫は風に乗ったり、飛んだりして飛来するので完全に防ぐことは難しいですが、害虫の発生しにくい環境作りに心がけ、見つけ次第捕殺することで、薬剤に頼らなくても抑えることはできます。

常に害虫の発生に注意していても、天候などの影響で突然大量発生することもあるので、害虫への基本的対処を知っておく必要があり、主に発生しやすい害虫には、アブラムシ(アリマキ)、オンシツコナジラミ、カイガラムシ、コガネムシ、ケムシ類、ハダニ、ナメクジなどがいます。

主な害虫の被害と対処方法の一覧を別ページに載せてあります。

参考→ 「主な害虫と対処方法

薬剤などの利用

病害が広がったり、害虫が大量発生した場合には薬剤に頼ることになりますが、発生を予測して予防的に早めに使用することで、被害や使用量を抑えることができるので、病害が発生した場合には記録として残しておくと役に立ちます。

薬剤の種類は大きく分けると、病気に対する殺菌剤と虫に対する殺虫剤に分けられ、両方の効果をもつ殺虫殺菌剤もあり、日常的な有機成分や食品などを利用した無農薬系の薬剤もあります。

無農薬系
全般に効果が弱いので防除的に利用され、代表的なのは木酢液があり、ニオイと酸性で害虫や病気を寄せ付けません。また、アブラムシ駆除には牛乳を薄めて散布することで窒息死させたり、焼酎を薄めてアルコール成分による強い殺菌剤として散布する場合もあります。
「木酢」関連品。
殺菌剤
病原となる細菌類に効果を発揮し、薬剤により対応する細菌に違いがあるので、目的の病害にあったものを利用しますが、虫には効果がありません。
「殺菌剤」関連品。
殺虫剤
害虫などの虫に効果があり、直接虫を殺すものや、植物に吸収させてから植物の汁液を吸った虫を殺す浸透移行性殺虫剤など、目的に応じて利用しますが、病気には効果がありません。
「殺虫剤」関連品。
殺虫殺菌剤
殺虫剤と殺菌剤の効果を持つ薬剤で、石灰硫黄合剤のような単体で両方の効果を持つものや、殺虫剤と殺菌剤の成分を混合したものがあります。
「殺虫 殺菌」関連品。

薬剤を使用する前には説明書をよく読み、水やりや雨の後の散布や散布後に雨が降ったりすると効果が弱くなるので天気予報を確認して、風の少ない朝方や夕方に、手袋や服装などの準備をしてから散布を行います。

最近ではそのまま散布して使えるエアゾールやスプレーのタイプも多く出ていますが、薬剤は規定通りに希釈して使わないと、植物が薬剤による障害を起こす場合もあり、作った薬剤は保存性が無く分解してしまうので、必ず使い切ってしまいましょう。

同じ薬剤を連続使用すると、薬剤に抵抗性のある病原菌や害虫を生み出す結果になるので、必ず違う薬剤をローテーションさせながら使いましょう。

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