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有機質肥料 / 無機質肥料
無機質肥料とは工場で化学的に合成されたものを基本とした無機物を主成分とする肥料で、化学肥料とも称されますが、採掘される天然の鉱物も含まれ、炭素を含む尿素は有機肥料とする場合もあります。また、多くは、水に溶けやすい即効性なので、流亡しやすく、定期的に追加する必要がありますが、長期間の使用で土壌障害を起こしたり、一度に大量に使用すると生育障害を起こす場合があります。
有機肥料に比べて即効性に優れますが持続性に劣るので、肥料を樹脂や硫黄などでコーティングすることによって、遅効性の効果を高めたものがあり、有機質肥料のように悪臭やガスの発生、害虫発生などの問題が起こることが少なく、特に室内では利用しやすく、主成分によって窒素肥料(硫安、尿素、石灰窒素、塩安、硝安、硝酸カリなど)、リン酸肥料(熔リン、過石、重過石など)、カリ肥料(硫加、塩加など)に分類されます。
▼ 硫安(りゅうあん、硝酸アンモニウム) ▼ 尿素(にょうそ) ▼ 石灰窒素 ▼ 熔リン(ようりん、熔成リン肥) ▼ 過石(かせき、過リン酸石灰) ▼ 塩加(えんか、塩化カリウム) ▼ 硫加(りゅうか、硫酸カリウム) ▼ 化成肥料(低度化成肥料、高度化成肥料)
窒素肥料として代表的で、水に溶けやすく、土壌の中でアンモニアと硫酸に分かれ、アンモニア成分は土壌で短時間保持され植物に吸収され、早く効果が現れます。
副成分として残った硫酸は土壌を酸性化するので、石灰などのアルカリ性資材を使用前後に施す必要があります。
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窒素肥料として代表的な有機化合物で、有機肥料に分類されることもあり、水に溶けやすく、早く効果が現れ、チッソ成分が高濃度で含まれているため経済性が高く、追肥にも適した肥料です。
雨や潅水で流亡しやすく、利用しやすさから過剰に施肥してしまいがちになり、徒長などを起こさないように施用量には注意が必要です。
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窒素肥料でありながら有毒性の農薬でもあり、主成分はカルシウムシアナミド、副成分は石灰、ケイ酸、鉄 などで、施用から分解して無毒のアンモニアになるまで10日(冬は20日)前後かかり、その間は作付けできません。
生物に有害なため、施す際はマスクの着用を必要としますが、硝酸に変化するのが遅く、肥料効果の長い緩効性なので、土壌消毒を兼ねた元肥として利用され、石灰分も多いので土壌の酸度矯正効果もあります。
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リン酸肥料として代表的な く溶性リン酸 とアルカリ分(石灰、苦土)などの混合物で、水に溶けにくく、リン酸は土壌と結合しにくいので土中で無駄になることは少なく、苦土も含まれているのでやせた土地の土壌改良にも適します。
即効性はない反面、永続効果に優れますが、アルカリ分が多いので過剰に施肥すると、土壌を過度にアルカリ化してしまいます。
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リン酸肥料として代表的な第一リン酸カルシウムと硫酸カルシウム(石膏)の混合物で、水に溶けやすく、早く効果が現れます。
土壌に触れるとアルミナ(酸化アルミニウム)に吸着されて植物がリン酸を吸収できなくなってしまうので、アルミナの流出しやすい、酸性を矯正してから、完熟堆肥などに混ぜて、あまり土壌に接触しないように元肥として施したり、石灰資材や草木灰と混ぜるとリン酸に変化するので、アルカリ性資材を施してから1週間ほど経過後に利用します。
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カリ肥料として代表的な塩酸と結合したイオン性化合物で、下の硫加以上にカリ成分を多く含み(60%)、水に溶けやすく、早く効果が現れます。
雨や潅水で流亡しやすく、過剰に施肥すると肥料やけの心配があり、吸湿性が強いので葉や茎に付着しないように根元に施用し、保存時には乾燥した冷暗所にビニール袋などに密閉してから保管する必要があります。
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カリ肥料として代表的な無機化合物で、カリ分が50%と高く含有、水に溶けやすく、早く効果が現れますが、土壌中に成分が保持されるので元肥としても利用できます。
過剰に施すと植物が肥料やけしたり、苦土(マグネシウム)の吸収を妨げますが、吸湿性は低いので塩加ほど手間はかかりません。
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単独成分のものを単肥、2種以上を化学的に複合したものを化成肥料と呼び、窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の含有率で「8-8-8」などと表記され、含有率の合計が30%以下の場合は低度化成肥料(普通化成肥料)、それ以上の場合は高度化成肥料といいます。
一般的に低度化成肥料は速効性で、扱いやすいものが多く、高度化成肥料はく溶性など緩効性成分と水溶性の即効性成分が混合された、成分量が多い肥料なので、生育期間の長い植物の栽培に向いてます。
化成肥料は窒素、リン酸、カリの三要素含有バランスによりそれぞれの植物栽培に適し、10-10-10など平均的なバランスで含まれる水平型は元肥向きで、5-8-5などリン酸が多い山型は花や実のなる作物などの元肥に適し、10-2-8などリン酸が少ない谷型では観葉植物や葉物野菜などに向きます。
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