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有機質肥料 / 無機質肥料
有機質肥料とは動植物などの有機質を原料とした肥料で、天然由来の原料のため各成分の含量は低めで、有機物が時間をかけて土中の微生物によって分解されてから含有成分が効くため、即効性は低いですが、長期間効果が持続され、微量要素も多く含む緩効性の肥料です。
持続性の長さの他に、有機物により土壌微生物に栄養分が供給されて有害菌を抑え、無機肥料よりも土壌に良いとの考えもありますが、未熟の有機質肥料からは悪臭やガスの発生、害虫発生などの問題が起こることがあるので、特に室内利用では完熟したものを選ぶ注意が必要です。ここでは有機化合物の硫安を無機質肥料として分類してます。
▼ 堆肥 ▼ 油かす(油粕) ▼ 骨粉 ▼ 鶏ふん(鶏糞) ▼ 草木灰(そうもくばい) ▼ 魚かす(魚粕、魚粉) ▼ ボカシ肥(ボカシ肥料)
有機物を微生物によって完全に分解した肥料でコンポストとも呼ばれ、国内では「ワラ、モミガラ、樹皮、動物の排泄物その他の動植物質の有機質物(汚泥および魚介類の臓器を除く)を堆積または攪拌し、腐熟させたもの」と定義され、独立した資材としてや、用土として分類されることもあります。
土壌に堆肥を加えることによって、水もちが良く水はけが良い植物の生育に適した性質の土になり、有用微生物やミミズなどが増えて、病虫害の発生を抑える働きをし、微量要素を供給し、変化に対して緩衝性を持つ安定した土壌になるとされます。
参考 → 有機質用土 - 堆肥
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油かすはアブラナやダイズなどの農作物から油を搾り取った粕(カス)を利用した肥料で、成分としてはチッソが主体の代表的有機質肥料の一つで、予め発酵させたり、ペレット状に成形されたものもあります。
肥料成分は チッソ約5%、リン約2%、カリ約1% を含み、良質な肥料とされますが、分解過程で有機酸やガスが発生して植物の生育に悪影響を及ぼす場合もあるので、使用量を控えたり、2週間以上前に施して落ち着いてから植物を植える、発酵済のものを利用するなどの注意が必要です。
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家畜の骨を加圧蒸製後に粉砕した肥料で、種類にもよりますが、リンを主体とした持続効果の長い緩効性有機質肥料で、樹木類のような永年作物などで利用されます。
肥料成分は チッソ約3%、リン17%~24% 程度を含みますが、分解が遅くリンは土壌に固定されにくいので、ボカシ肥として発酵分解させてから利用すると吸収もよくなり、粒が細かいものほど分解も早く進みます。
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鶏フンはニワトリのフンを由来とした有機質肥料で、主に乾燥されて流通し、リンとカリが多く、チッソも含んでバランスがとれ、分解が早く、有機質肥料にしては速効性があり、予め発酵させたり、ペレット状に成形されたものもあります。
乾燥鶏ふんの肥料成分は チッソ約3%、リン約5%、カリ約5% を含みますが、多量に施すと肥料やけなど障害を起こす危険があり、悪臭も放つので、2週間以上前に施して落ち着いてから植物を植える、発酵済のものを利用するなどの注意が必要です。
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草木灰は草や木を燃やした後の灰を利用した肥料で、リンやカリが多く、即効性があり、ジャガイモの植え付け時に切断面に付けて保護剤としても利用されます。
肥料成分は灰にした植物により異なり、カリ6%~7%、石灰分2%~20% 程度を含み、石灰分のため強いアルカリ性を示し、pH矯正効果もありますが、硫安などのアンモニア肥料といっしょに施すとアンモニアガスを発生するので、同時使用は避けるように注意が必要です。
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魚かすは魚を(加熱)乾燥してから砕き粉状にしたもので、タンパク質由来のチッソとリンが多く、アミノ酸も含まれます。
肥料成分は チッソ9~10%、リン4%~6% 程度を含み、アミノ酸によって果菜類などは美味しくなるとされます。
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上記の油かす、骨粉、鶏ふん、草木灰、魚かすなどの有機質肥料を配合してから発酵させ、更に穏やかに効くようにして、生育障害や肥料やけなどを起こさないようにした肥料です。
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